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2007年10月27日

基本と本質

引き続き原田です。

次は、少し仕事の事を書きます。少しまとめて書きます。

自分は「基本」をないがしろにする癖があります。
ひとよりも質の高いことをしたいと思い、基本を飛ばして応用をしようとします。そっちの方が自分にとっては、気持ちよく、体裁もいいからです。

少し話は飛びますが、当社はカスタマイズの研修をサービスとして提供しています。カスタマイズというのは、例えば、コミュニケーション研修というのがあったとして、既にあるテキストを使ってするのではなく、お客様の業界や業務、会社の理念などをヒアリングをして、お客様の会社で実施するものとして最も適した内容、メッセージを入れ込んで研修をします。

ここで最も大切なのが、その会社の本質を知ること。


ではその本質を知るにはどうすればいいかというと、お客様の会社で普段どういった業務を行っていて、どういった会話が飛び交っているのかを知ること。つまり、普段行われている基本的なことを理解することです。

基本的なことに、一番の本質が潜んでいる。



ビジネスも同じで、やっぱりその本質は、社会人としての基礎に潜んでいるのではないかと。
基本の中に、そのものごとの本質が潜んでいる。

随分遠回りをしましたが、最近やっとそのことがわかってきました。あらためて考えてみるとすごく当たり前のことなんですが。
  


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2007年10月27日

書評:情報編集力

原田です。
今回は、

「情報編集力 -ネット社会を生き抜くチカラ」
著書:藤原 和博 氏

について、書評を書きたいと思います。
まず、この本を読む目的。今回は、これまで投稿してきたものとは少し性質が違う目的も入っています。

一つ目は、自分自身と、自分の世代の人間が持つ特徴を知る。

二つ目は、その特徴を知った上で、自分がどうすべきかを明確にする。

の二つです。この本は、著書の藤原さんが発起した、教育プロジェクト「シーホースベイプロジェクト(http://www.yononaka.net/mirai/kyoiku.html)」に関わった方々に藤原さんがインタビューをしていくという形式で書かれています。本の流れに沿ってまとめていくと、書きづらいので、上記の二つの目的を軸にまとめてみようと思います。

≪一つ目≫自分自身と、自分の世代の人間が持つ特徴を知る
「たばこと灰皿の2つの道具に、もう一つ何かプラスするなら何と答えるか?」
多くの人は「ライター」と答える。
⇒自分達の世代、または自分達の世代より前の方々は、学校の教育で質問に対する「答え」を出すことを学校で教えられてきました。

上記の質問の「ライター」という「答え」も、「たばこ」と「灰皿」にもっとも適した組み合わせのものは何か?という「答え」を考える習慣がついているからです。質問では「一つ何かプラスする」というざっくりとした条件にも関わらず、正しい答えを探すことに思考が絞られています。

では、こういった思考になることがいけない事なのか?というとそうではなく、これからの世の中で生きていくには、それだけではいけないという自身の世代特有のものだということです。

例えば、「ライター」の代わりに「父親」というキーワードを入れたとします。自分の場合は、自分が幼少の時は家の中でタバコをすっていた父親が、最近は、部屋の中が黄ばんでいくという理由で、ベランダで吸うことを余儀なくされ、なくなくベランダで灰皿とタバコを持って吸っている父親がイメージされます。もちろん、上記のキーワードで膨らんできたイメージは、みなさんそれぞれだと思います。父親がタバコを吸わないからということで、イメージが膨らまなかった人もいると思います。

大切なのは、それが「イメージが膨らむ何か」としてプラスしたかどうかということです。例えば、「ライター」という答えでも、ジッポライターをコレクションしているような人が答えると、それはイメージが膨らむ何かとしてプラスされた情報であり、ただ単に解答をしたということではありません。

ただこの、「イメージが膨らむ何か」をプラスするには、考えるエネルギーが必要です。自分も、気持ちがさぼると、解答だけをしようと思う癖があります。それが楽だからです。

また、この本にはこんなことが紹介されています。
「ネパールで数の概念を調べようと思って、子供達一人一人に個別にテストをしようとした。そしたら周りの子たちがワーと集まってきて集団で答えちゃう。
『これは一人だけに聞きたいんだ』というと『何でそんなことするんだ』と聞かれる。」

自分達が受けてきたテストのほとんどが、一人一枚ずつのテスト用紙がありました。当然、それに対して自分の力だけで解答してきた。そして点数を取れなかったら「ダメな子だ」と烙印されてきました。当然、上記のネパールの子のように、皆で答えてしまうという感覚は一切ありません。

さらに自分達の世代は、それこそ生まれた頃からテレビがあって、テレビゲームがあって、中学校でPHSが出てきて、高校1年生の終わり頃には携帯電話をクラスの半数以上が持つようになって、大学に入ったらパソコンを持って、インターネットが月額定額で使い放題になりました。人を相手にせずとも、遊べて、学べて、生きていける環境になりました。

さらには地域コミュニティというのも崩れていった世代でもあります。近所の人、地域の人と交わらなくても十分に生活できるようになった世代です。
自分も4回ほど引越しをしましたが、学校や習い事に関係する人以外に関係する人をほとんど覚えていません。いわゆる、「近所の人」というだけの知り合いはほとんどいませんでした。

これは前にも紹介しましたが、自分は「報・連・相」というのが不得意です。勝手になんでも自分で進める癖があります。要因のひとつとして、上記のような環境があったからということもあると思います。もちろん、一番の要因は、そういう環境に甘えてきた自分自身の問題です。同じ環境で育ってきた人でも、自分のようになっていない人はたくさんいます。

人と関わるにはエネルギーが必要です。自分勝手に何かを考え、実行するだけなら楽です。自分を知らない人、自分を批判する人とこそ関わっていく必要があります。そうすることで新しい価値も生まれてきますし、自分自身も成長できます。自分の価値観に合う人、自分を良く見てくれる人だけの中にいると、新しい価値も生まなければ、自身が成長もできません。


≪二つ目≫特徴を知った上で、自分がどうすべきかを明確にする

上記からもわかるように、自分達の世代は、基本的なモノが色々と揃っています。インターネットの普及で、何かの解答を知ることは容易になりました。
また、人と交わらなくても生きていけるような環境になりました。つまり、豊かになった。だからこそ大切なのは、その環境に甘えないこと。その具体的なアクションとして以下の2つを上げます。


何かに解答するだけではなく、何か新しい価値を生み出すために、しっかりとエネルギーを使って考えること。


新しい価値を生むため、自分自身を成長させるために、しっかりとエネルギーを使い、積極的に人と関わっていくこと。

これからもがんばります。



いつもいつも長い文章ですが、最後まで読んでくださっている皆様、ありがとうございます。  


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2007年10月24日

"超"整理術

原田です。

今回は、「佐藤可士和の超整理術」

について書評を書きたいと思います。
まず、この本を読む目的。といっても、これはまさに題名がそのままで、自分が整理が得意ではないから。もう一歩踏み込むなら、整理した状態を保ち続けることができないからです。

この本はすごくためになりました。本の題名通り、自分のことが色々と整理できました。また、ここ2、3週間で読んできた本の情報をも整理してくれました。
具現化しづらい情報や思考が、一つずつ丁寧に分類化されていき、並べられた箱に収まっていくような感覚でした。その整理された自分のことに関して、記載していきたいと思います。

□「空間」の整理 ~“とりあえず”との闘い~
⇒自分は実家で生活しているとき、部屋がすごく汚かったです。現在も、その癖が治ったとは言いがたいです。ただ、一人暮らしを始めて、汚い部屋は極めて生活しづらいということを身をもって理解し、少しは整理するようになりました。


では何故汚くなるか。それは、この本にも紹介してある”とりあえず”という自分への甘えが繰り返されているからでした。例えば、疲れている時は、服なんかは脱ぎっぱなしで布団に入ります。疲れているから、「”とりあえず”ここに置いておこう。」という妥協をするんです。


ここで気付いたことがあります。これは片付ける習慣が身についてなかったせいなのか、自分にとって、何かを”次に使うために片付ける”という行為は、精神的なエネルギーを要するということです。さらに、ここで使うエネルギーを細分化すると、もう少し見えてくる深層心理があります。戻すという行為に必要なエネルギーと、戻す場所を考えるというエネルギーです。


例えば、”自分にとって大切なもの”は意外とちゃんと片付けてあります。”大切なもの”は、もちろん大切だからということもありますが、知らないうちに片付ける場所を決めています。だから、戻すことに苦がない。戻す場所を決めているから。しかし、あまり大切でないものは違います。戻す場所が非常にあいまいです。”だいたいここらへん”というくらい。だから戻す度に、戻す場所を決めます。余計にエネルギーがいる。だから片付きません。


ただそれでも、精神的なエネルギーが充実していると、身体的な疲れに関係なく、部屋は片付いています。1週間を終わって、あまり部屋が汚れていないときは、仕事もうまくいっています。

また、上記のことから、類似した癖があることがわかりました。先日、書評を投稿した、「報・連・相」です。自分が得た情報や経験。これまでは情報を得っぱなし、経験もしっぱなしの状態でした。それが社会人になり、その得た情報や経験を整理し、報告するということは精神的なエネルギーが要ります。さらに同様に、ここで使うエネルギーを細分化すると見えてくるものがあります。


例えば、自分にとって重要なものは、意外とはやめはやめに報告をしています。さらに、何を報告すればいいのかというコアな部分をしっかりと掴んでいます。だから報告することに苦がありません。一方で重要ではないことに関しては、報・連・相のタイミングが遅いです。また、何を報告すべきなのかが明確ではありません。だから報告一つするのにすごくエネルギーが必要です。


ここで問題なのが、自分にとって重要だと思うもの、そうでないものが、会社にとっての重要なもの、そうでないものと合致しているかということです。自身の部屋の片づけならば、困るのは自分だけです。当たり前ですが、会社はそうはいきません。周りの皆が困ります。だから、重要なもの、そうでないものを会社から決めてもらう必要があります。自分のような経験のない人間は特に、自分の行動を会社という立場から客観的に見てもらう必要があり、且つ、
自分自身でも、自分自身の行動を「会社としてただしい行動か?」と客観的に見直すことが必要です。


本では、さらにここから、情報の整理、思考の整理と続きます。本質を具現化していくという手法が書かれています。そしてそれは、自社のように”教育”といった形のないものを営業していく際にとても役立つ手法でした。ぜひ、興味のある方はご一読ください。

最後まで読んでくださった皆様、ありがとうございます。  


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2007年10月20日

「考えること=行動すること」

原田です。

「考えること=行動すること」

今週、自分はある交流会に参加してきました。全部で1時間30分ほどの交流会で、少し途中所要で抜ける時間があり、約40分ほどその交流会に参加しました。交流会では5名ほどの方と名刺交換を行い、それとは別に既にお付き合いがある方々5名と話をしました。

最近少し、こういった交流会への参加に慣れてきました。ただ、まだまだしっかりと場を活用できているとは言いがたいです。

自分の今の「営業」という立場を考えた場合、もっとたくさんの方々と話をするために、短い時間で印象に残るような会話を交わさないといけません。

自分はこういったシーンで、よく考えすぎる傾向にあります。いや、考えすぎるというと語弊があるかもしれません。正確に言うと、「考える」という言い訳をして、とるべき行動を抑制しています。これがよくない。

考えてはいます。これは事実です。ただ、「考えすぎる」とそれは、「考える」という言い訳をしたことになります。5分後に行動を起こさなければならないなら、6分は考えてはいけません。5分という制限時間の中で考え、その間に考えることができたことで行動を起こさなければなりません。もちろん、いついかなる時もそうだということではありませんが。

大切なのはバランスだと思います。適度に考え、行動を起こす。その行動の結果を反省して考えてみて、また行動する。それが経験になる。考えることだけで終われば、それは経験にはなりません。

今、自分にもっとも足りないのは「経験」。その「経験」を得るためには行動を起こさないといけません。ただ、考えずに行動を起こしてばかりだと、振り返りができないので、感覚的に「経験」を積むことになります。これだと成長のスピードが落ちます。スピードを上げて成長するためには、感覚的+意識的に「経験」を積むことが大切です。だから会社の中では、常日頃から「考えた?」という問いが周りからかけられます。

自分の場合は、性格上「考えること>行動すること」という構造が強いです。だからこそ、「考えること=行動すること」と意識していかなければならないと思います。

常に意識し続ける。目に見えることを続けるよりも、目に見えないものを続ける方が難しいです。これも自分との戦いです。
  


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2007年10月19日

本質を探求すること

福岡も、ここ数日やっと秋らしい気候になってきました。
今日は曇っていたせいか、お昼も少し肌寒かったですね。

今日は、↓この本の書評を投稿したいと思います。

まずは、この本を読む目的。

・お客様のことを理解するため。
⇒営業としては基本中の基本ですが、お客様の業界や仕事に関心を持つこと、よく理解すること。表面的な情報だけでなく、業界の背景を理解するために読みました。

今回は、IT業界に限らず、特に大切だと思ったテーマをご紹介します。

◆「本質を探求することの大切さ」
パソコンのキーボードの"A"のキーを入力すると、画面に"A"と表示されるのは何故か?
⇒答えは本を読んでください。ここで考えなくてはいけないのは、このような疑問を普段から問いかけているか?ということです。自分達の世代は、恵まれています。もの心ついたときにはテレビやゲームなど、様々なものがありました。高校生くらいからは携帯も世の中に出始めましたし、パソコンも普及し始めました。大学になるとインターネットは定額で使い放題の時代が始まりました。
便利なものが当たり前に使えるようになっていた。だから、疑問を持たない。
携帯電話は何故つながるのか?パソコンは何故動くのか?と・・・

こういった言葉は適切かどうかわかりませんが、社会環境の消費者だったんです。使えて当たり前、あって当たり前。この「当たり前」という強い消費者感覚・視点が、いざ社会に出て生産者側にまわった今、仕事に弊害を起こしています。
何かひとつのものを見たとき、それは何と呼ばれているものなのか?それはどのように使うのか?というとこまでしか考えない癖があります。

何と呼ばれているものなのか?としか考えないから、ものごとの捉え方が薄く、どのように使うのか?としか考えないから、応用が利きません。

この感覚は同時に、人付き合いにも影響しています。周りの人がしてくれることは、やってくれて当たり前という感覚がある。だから感謝の気持ちが足りません。また、同時に謝罪の気持ちも薄いです。

ものごとや人に対し、逃げずにもっと真剣に向き合う。すると自然と本質を探究するという感覚は生まれてきます。ここが自分には足りません。

これまでは向き合う必要がなかったからこそ、意識して向き合っていかなくてはなりません。働き始めて約1年半、最近少しはまともになってきたと自分では思っていますが、まだまだです。気を抜くともとに戻ってしまう可能性もあります。

そんなことを考えさせられた本でした。  


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2007年10月14日

自分の立場

原田です。
今回は「自分の立場」について考えてみたいと思います。
最近の仕事の中での反省と、その原因は

[反省]自分が今どのような立場に立たされていて、それに対してどのように動かなくてはいけないかが分かっていない
[原因]自分が「こうするべきだ」「こうしたい」という主観的で一方的な考え方をしているから。

上記の通りです。

『自分は今、社会のなかにいて、そのなかの会社という組織に属していて、若手の営業担当者として働いている。まだまだ会社に貢献できていなくて、教えてもらうことばかりで、周りに手間をかけている。』

このように、自分が周りから見てどういった立場でどのような現状なのかという視点で物事をみれば、もっと周りに「配慮」して、もっとまわりに「謙虚」になるべきなのですが、「自分が」という「我(が)」が前に出る意識が強いと、状況が把握できずに、周りに迷惑をかける、不快感を与えるという結果に繋がってしまいます。

自分も学生の頃は、どこかで「歯車にはなりたくない」と思っていました。ただ、この見解はすごく視野が狭いものでした。社会の仕組みを知れば、どこか隔離された島に一人で暮らすというようなことがない限り、社会の中のどこかの「歯車」として生きていかなければなりません。まずは自身を「小さな一歯車」として機能することができるようになる。それができれば、その歯車はどんどん大きくしていくことができます。自身が一回転するだけで、たくさんの歯車が何回転も動かせるようになります。

まずは、歯車として機能できるようになる。周りからみた自分の立場を理解し、それに応じた行動をできるようになること。それができて初めて「社会人」になることができると思います。社会に出ておきながら社会人になれていない現状を反省し、がんばります。  


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2007年10月14日

書評:「続ける」技術

引き続き原田です。
今回は、
「続ける」技術
著書:石田 淳 氏




の書評を、自分の現状を踏まえながら書いてみたいと思います。


自分の現状といっても、本の題名通りで、自分は「続けること」ができません。
過去の自分の経験を振り返ってみても、この「続ける」ということが非常に弱かったということが明確です。


原因は?と言われても、「性格」としか言いようがない。という風に思っていたことが原因かもしれない。とこの本を読んで気付きました。どこかで自分は、「熱し易く冷めやすい性格」というキレイな言葉で流して、気にもとめてこなかったというのが現状です。どこかで諦めていたところもあったし、どこかで「続ける」ことができなくても何かを成すことができる。と考えていました。



ただ、最近わかってきたことは、「何かを成す」には「続けること」が必要だということです。世間で「流行」と言われる物事も、「流行」になる前にはずっと長い間の下積みがあります。どこかで誰かが、絶対に流行ると信じて「続けて」いたものが、ある拍子でふっと世の中に広まった時、それを「流行」と呼ぶだけです。当然その「流行」がきたことで胡坐をかいて「続ける」ことを辞めてしまえば、すぐに消えます。「流行」が来ても、絶えず努力を「続ける」ことができれば、流行が終わっても、世の中からなくなることはありません。


だから必要。最近それが身に染みてわかってきました。もう今からでは遅いのではないかと、自分自身でも思っていた部分はあったのですが、そんなことはありませんでした。これまで、「続ける」ために工夫をしたことなんてありませんでした。工夫しようとも思っていませんでした。必要性を感じていなかったから。本書は、「続ける」ための工夫が、「行動科学」という理論のもと、紹介されています。具体的には、やり方になるので、興味がある方はぜひ読んでみてください。

まずはこれを使って、この「ブログ」を書くという行為を「続け」ます。(←※行動コミットメンという手法です)
  


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2007年10月12日

「報・連・相」の大切さ

原田です。
今回は、
まわりを味方につける
「頭のいい 報・連・相テクニック」
著書:箱田忠昭氏

の書評を、自分の現状を踏まえながら書いてみたいと思います。
まず、この書籍の書評を書くにあたって、皆様にお伝えしておかなければならない前提があります。ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、この書評を投稿することは、自分の成長のための課題の一つです。自分が読みたい本ではなく、「今自分に不足しているもの」を周りから見た目で評価してもらった時に、読んでおかなくてはならない本を課してもらっています。詳細は、弊社代表森戸のブログで公表しております。
□次世代リーダー育成の考え方
http://knowledge.yoka-yoka.jp/d2007-10-08.html
自分の課題としていることがなかなか解決できずに苦しんでいること、それを解決するために何をやろうとしているのかということを、できるだけありのまま伝えていこうと思います。
それでは早速、今回の書評に移りたいと思います。まず自分は、この本を課題図書とされたことで、現在の自分のどういった点を改める機会にすればよいかということを考えました。考えたのは以下の通りです。
・自分の力だけで何かをやろうとする癖があり、周りに報・連・相をしようとする感覚が欠けている
・報・連・相の必要性、意味を理解しきれていない
・報・連・相のタイミング、やり方が下手
上記3点を踏まえて本を読んだ結果、自分が考えを改めなくてはいけない点、学ぶべき点をお伝えしていきます。
【考え方】
1、「自分の評価を決めるのは、自分ではなく周りの人」
⇒本書の冒頭に書いてある言葉です。そして最も自分に欠けている考え方だと思います。自分は、学生時代の活動経験から何でも自分で作り出してやるということを行ってきました。イベント企画や交流会など、「これはやるべきだ。」と自分で思ったものは何でも。そして、周りから評価をいただいていました。ただ、その評価はあくまで「学生だからもらえた評価」でした。学生は、アクションを起こした時点で周りの人から評価をもらえます。学ぶ機会を自ら創り出しているということで。アクションした結果は問われませんでした。でも、結果だけ振り返って見てみると何一つ成功と呼べるものはありませんでした。自分がアクションしたことだけに満足をし、評価をし、結果は気にしなかった。これが現在の、「自分だけで考え行動する」ということに繋がっています。社会人は「どのようにすれば周りから評価をもらえるか」ということを徹底的に考えなければならない、という考え方が自分には欠落していました。逆を言うと、この考え方を持っていれば、どうしらた評価がもらえるかを相談し、評価をくれる人に適時適格な報告と相談をしようという意識が生まると考えます。
2、「周囲への『配慮』と『謙虚』さ」
⇒1でお伝えした、「自分だけで考え行動する」癖の根底には、この「周囲への『配慮』と『謙虚』さ」が欠けているから起こるのではないかと考えました。著者は、この言葉を「社内で同僚や上司に嫉妬されないために」ということで紹介をしています。もちろんそのために持たなくてはならない意識ですが、自分は「営業」という職種を考えた場合に、さらにお客様からの目があります。自分がこの意識が欠けているということは、お客様からも「どこかとっつきにくい」という評価をされていると考えられます。だから仕事をもらえないのだと思います。
【学ぶべき意味と手法】
≪報告≫
「相手の欲しい情報は何かを知ってすべきもの」
⇒自分が伝えたい情報ではなく、相手が欲しい情報を出すことです。自分が伝えたい情報だと「事実」と「自分の意見」が混ざる恐れがあります。自分が伝えたい情報と考えると、「自分が伝えたくない情報は報告しない」という選択肢も生まれます。これが、会社にとっては危険なものです。上司が知りたい情報を知り、出すこと。それはつまり、自分よりも経営層に近い人に対して、情報を提供することを意味します。ということは、上司が欲しい情報を理解して出していくことは、経営判断に必要な情報を理解して出していくことになります。これがうまく回らないと経営がうまくいきません。これが例えば営業であれば、お客様が欲しい情報を理解して出していくことは、お客様が何に対してであればお金を払っていただけるのかということを理解して出していくことになります。上記でも紹介した「考え方」ができていない自分には、当然できるわけがないものです。

≪連絡≫
「信頼をつなぎとめるもの」
⇒上司は、部下を預かる責任上、その動向に強い関心を持っています。その特性を理解していれば、まめに連絡をしなければならないという意識が生まれてきます。これがなかなかできない部下を、「親心を思う気持ちがない」と本書では紹介しています。これができていない自分は、まだまだ自分勝手な子供です。自分の言動を振り返れば、思い当たることはたくさんあります。マメに連絡を取ることで、相手が安心し、信頼をつなぎとめることができるということ、マメに連絡を取ることで、コミュニケーションが深化し、職場での協働感覚が生まれるという利点を理解し、適切な連絡に努めていきたいと思います。

≪相談≫
「自分への周囲の関心を高めるもの」
⇒これも、上記の自分の考え方が原因でかなりできていません。「自分で考えきる」という癖がついています。自分だけで考えた場合、それは相手にとって+1の場合もあれば、-1の場合もあります。周りに相談すれば、少なくとも、それが-1の場合は、指摘をもらえます。指摘をもらえ、さらに+1に変えてもらえることもあります。さらには、それを+3に+10にと価値を高めてもらう手伝いもしてもらえます。そして、相談にのってくれた人は、自分が与えたアドバイスが役に立ったが気になります。それに対して、しっかりと結果を報告すれば、さらに自分への関心を高めてもらえることになります。こんなにいい効果がたくさんあるのに、相談しようとしないのは、意識の根底に「謙虚」さがないという最初の考え方のまずさに戻ると思います。
その他まだまだたくさんの手法や、大切な考え方がありましたが、自分にとっていまとても必要な部分だけをピックアップしてご紹介致しました。自分ができないことを認めることは、本当の自分の輪郭を明確にしていくような作業だと思います。できないこを認めることは楽な作業ではありませんが、自身の将来のために、今やっておくべきことだと考えます。引き続き、自身の現状について、また、書籍の感想を公開していこうと思います。よろしくお願いします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。  


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2007年10月06日

「インターンシップ事後交流会」

今日は、福岡県インターンシップ推進協議会様主催の「インターンシップ事後交流会」に行ってきました。
福岡県インターンシップ推進協議会様(http://www.f-internship.com/)は、年間約500人ほどの福岡の学生のインターンシップをコーディネートしています。
今回は、今年の夏にインターンシップに参加した学生同士で、得た経験をアウトプットし合い、これから始まる就職活動に活かしてもらおう!という主旨で開かれました。

本日のプログラム
1、講演
「インターンシップ経験者、社会人1年目の先輩からの体験談」
2、グループワーク
「インターンシップを通して得たもの」
3、交流会

まずは講演
今回は東京で数ヶ月のインターンシップを経験し、今年の4月に会社に入社した先輩からの体験談です。話の中で最も印象に残っているのは、就職先の選定の一つの条件としてあげていた、「自分が働いているイメージにリアリティがあるかどうか。」という言葉。自分もそうでしたが、当然働いたことのない学生の間は、働いている自分をうまくイメージすることはできません。それがインターンシップに参加することで、多少なりイメージできるようになる。実はこれが就職活動を行うときに意外に必要な感覚だった。自分の働くイメージがないと、会社の採用情報に記載されている数字や、人から聞く話だけでしか、会社を選択することができません。しかし、一度働く体験をしてみてイメージできるようになると、会社で働いている人を見たり、仕事の大まかな流れを聞くことで、少し自分がそこで働いているイメージができるようになる。これが、就職先の選択の決め手になったりするんですね。

今日、この会場に来ている学生さんは、その感覚を夏のインターンシップで身につけてきたんですから、ぜひともうまく活用していただきたいですね。

次にグループワーク
テーマは、自分のインターンシップで印象に残ったこと+インターンシップの経験を一言で表すと?というのを、グループになってまとめていくというものです。最後は模造紙にまとめて、みなさんで発表会をされたようです。グループワークに関しては、自分も学生の頃からよく参加していましたし、企画していました。特に就職活動期に体験するグループワークは面白いですし、ためになります。そして、ハッと何かを気づかされることもよくあります。

自分は人が気づきを得る一つの手法として、同世代の人たちとのグループワークはとても意義があると考えています。例えば、先輩から何かを教えてもらうこととを自分よりもずっと上の階段を上っている人からのアドバイスと位置づければ、同世代の人たちからのアドバイスは、自分の今いる場所よりも1、2段上にいる人たちからのアドバイス。つまり、自分が次に登る階段の登り方を示してくれるようなもの。だから具体的でリアル。そして行動に移しやすいものだったりする。確実な成長機会をもたらすきっかけになることが多いです。就職活動中に自身の成長を確信する人は多いのは、そういった機会がたくさんあるということも関係しているのではないかと思います。
最後の交流会までは、自分は参加しませんでしたが、おそらく上記のように、たくさんのインターンシップ経験者との交流で、何か新しい気づきを得ているのではないかと思います。
こういった機会を見つけたら、思い切って参加してみてはいかがでしょうか。その経験が、就職活動だけでなく、社会人になって役に立つときがくるかもしれません。  


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2007年10月01日

身近な人との情報交換

少し、夜風が冷たくなってきましたね。
09年卒業者は、ぼちぼち就職活動を始めている頃ではないかと思います。
むしろ、このブログを読んでいる人は、「いや、ぼちぼちっていうか、もうすでに本格的に就職活動を始めています。」という人も多いのではないでしょうか。
自分が就職活動を本格的に行ったのは、約3年前です。ただ、3年前の今、3年生の秋口というのは、自分も含めて周りの学生もまだまだ本格的に就職活動は行っていませんでした。
あきらかに、3年前に比べて、学生さんの就職活動の開始時期は早まっています。もちろんそれは、企業さん側が採用活動を積極化しているというのが大きな理由だと思います。それに乗じて、企業さん側から皆さんへ発信する情報も増加しています。
今日は、日経さん、マイコミさん、エンジャパンさんが09年卒業生向けのサイトをオープンしています。
□日経ナビ2009(http://job.nikkei.co.jp/2009/
□マイナビ2009(http://job.mynavi.jp/09/pc/NSToppage.do
□学生の就職情報2009(http://gakusei.enjapan.com/2009/?v1=1&v2=1
それに続いて、今月11日にはリクルートさんがサイトをオープンしますね。
□リクナビ2009(http://rikunabi2009.yahoo.co.jp/bin/NAVG21700.cgi
自分が、就職活動中に苦戦したのは、情報の取捨選択です。例えば、上記のサイトのどのサイトを中心に活用しようか、掲載されている数千社の企業を
どういった基準で見極めていこうか、といったことです。
就職活動中に本当に欲しい情報や、自分が働きたいと思えるような企業さんを見つけることができるようになるまでは、しばらく時間がかかりました。
最初は、とにかく目に入ってくる情報をとっていたのですが、なんかふわふわしているというか、そんなに欲しい情報ではなかった。そういった情報を参考にして行った企業説明会も、自分の思い描いていたものとは違ったものが多かったんです。
それが、自分の欲しい情報をとれるように変わってきたのは、就職活動を始めてから3ヶ月くらいしてからでしょうか。インターネットで取る情報にあまり実感が沸かず、少し視点を変えて、大学のゼミの先生や、自分の好きな講義を行っている教授、それから、先輩や親と就職に関して話しをし始めた頃からでした。
情報を取るのはインターネットでもできます。ただ、情報の取捨選択の基準をつけていくのは、身近な人と情報交換や議論を行ってできるようになる。ということにこの時、気づきました。
身近な人は、ただ一辺倒な情報だけでなく、「自分への評価」という貴重な情報を与えてくれます。これから就職活動を本格化していく3年生は、まずは身近な人との情報交換を始めてみてください。
必ず、貴重な意見をもらえると思います。
  


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