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2007年02月22日

インターンシップシンポジウム in 福岡 2007

昨日、経済産業省主催の「インターンシップシンポジウム in 福岡 2007」に参加してきました。
このイベントは、九州大学大学院芸術工学研究院の学生8名が、昨年8月~10月にかけてインターンシップを行った成果発表を行うものです。また、インターンシップ先進国アメリカのニューヨーク大学・テレビアカデミーから、インターンシップコーディネーターの基調講演も行われました。
冒頭からインパクトがあったのが、ニューヨーク大学・テレビアカデミーのインターンシップコーディネーターであるMr.Steven Connell の基調講演。
ここでは、アメリカのインターンシップが始まったきっかけから現在の状況をご講演いただきました。その一部を以下にまとめてみました。ぜひご参照ください。
≪インターンシップの始まったきっかけ≫
インターンシップがアメリカの大学生の間で使われ始めたのは、90年代後半、それこそ本格的に取り組みが始まったのは2000年に入ってからです。きっかけは、産業界からの声。若者の社会適応能力が顕著に低下してきていることを受けてからです。低下を以下に上げます。
・倫理観の欠如
・コミュニケーション能力不足
 特に、違った背景を持っている人達との(世代、業界etc)
・複数のものを同時に進める段取り
こういった能力の向上のためには、座学だけでは足りないという見解から、現場体験を積極的に行い、上記のような社会適応能力を身につけさせていく場としてインターンシップが行われ始めました。
・・・
次に受け入れ側の企業さんの講演、インターンシップ生の発表と続きます。企業講演は、今回のインターンシップの企業側の結果報告と、インターンシップそのものに対する課題や見解などを受け入れ担当者が発表。それに対し、インターンシップ生は自身のインターンシップ体験を報告すると共に、インターンシップ実施の際の様々な制度を提案。以下にその一覧をご紹介しておきます。
○インターンシップ・ブログのススメ
○インターンシップ・コミュニティサイトの提案
○インターンシップ・エクステンションvol.01
○インターンシップ・エクステンションvol.02
○留学生にとってのインターンシップ
○海外インターンシップのススメ
○チームインターンシップの提案
提案はどれも面白い視点を含んでおり、大変参考になりました。インターンシップの経験を通して、インターンシップの新たな形を提唱していく。このイベントにはそんなメッセージもあったように思います。
最後にインターンシップ生、受け入れ企業様、大学や公的機関の関係者様によるパネルディスカッションです。ここでは、それぞれの立場からインターンシップに対する見解等をディスカッションしていました。


特に印象深かったのが、今回の受け入れ企業様からのご意見。アメリカでのインターンシップでは、ただ人を受け入れるだけでなく、新たな付加価値をインターンシップ生から企業に提供してもらえるという見解があるのに対し、今回の受け入れ企業様は「新たな付加価値の提供」というところまでは至らない、あくまで国や公的機関が担う人材育成の部分だという現実的な見解を述べており、まだまだここにはアメリカのインターンシップと日本のインターンシップの現状に大きな乖離があるなという印象を受けました。
ただ、今回のイベントに参加し、いずれにしろ今後は日本でもインターンシップの必要性が増していくことを実感しました。アメリカでインターンシップが始まった背景と現在の日本が抱える背景が重なってみえたからでしょうか。
インターンシップシンポジウム in 福岡 2007
http://www.adcdu.com/isympo2007/index.php
  


Posted by KNブログ at 09:02Comments(0)