2009年07月29日
若者の変化 ~仕事をするということ~
公私含め、年齢の違う方々と仕事の話をしていると、自分も含め、若手社員やこれから入社してくる
大学生との「仕事をすること」への考え方は大きく変化してきているのを感じます。
例えば、「大学を卒業したら就職する」ことに対する考え方。
現在社会問題にもなっている雇用保険制度を見ると顕著ですが、少し前では、
非正規雇用者が失業することへのサポートは想定されていませんでした。
なぜなら、非正規雇用者は主婦や学生が多かったから。つまり、主婦や学生以外の
人は正規社員がほとんどで、もちろん「学生」を卒業したら、就職する=正規社員になる
ということが世の常であったから。
しかし、正規社員でなく、アルバイトやパートでも十分に生活をしていけるインフラが整った昨今では、
若者の「就職する」ということに対する考え方は、比率的には大きいものの、選択肢の一つという認識でしかありません。
では、この「就職する」ということに対する考え方の違いが、どんな変化を生んでいるか。
例えば、仕事へのモチベーション喚起の方法。
学生を卒業したら、就職する=正規社員になるということに生き方が絞られていた時代背景では、
「何とか仕事で結果を出していかないとけない、いくしかない」と多くの人が考えていました。
もちろん意欲の大きさには個人差がありますが、認識している課題は共通しているものが多かったのではないかと思います。
だから、集合型で、一人がたくさんの人に向かって、「人生が充実するかどうかは仕事で決まる!」なんていうメッセージを出してモチベーション喚起をしても、十分に効果がありました。
しかしながら、昨今の「就職する」ということが選択肢の一つでしかないという世代では、
「何とか仕事で結果を出していかないとけない、いくしかない」といった考え方をしている人は明らかに減っています。
上記に比例して、集合型で、「人生が充実するかどうかは仕事で決まる!」というメッセージを出してモチベーション喚起をしても、効果が出る人は減ってしまいます。
だからこそ、それをカバーする形で、メンター制やトレーナー制といった個別教育の制度を敷く企業が増えてきました。
“個別教育”と聞くと、過保護のようなイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、ここまで記載した文章を
背景としてみると、“個別教育”という対応は“価値観の多様化”への対応といった社会環境の変化への対応制度とも
言えます。
すると、昨今世間で問題視されている「若者の就労意識の低さ」は、若者からすると「当たり前」でしかなく、そもそも問題視されている意味がわからないのかもしれません。
大学生との「仕事をすること」への考え方は大きく変化してきているのを感じます。
例えば、「大学を卒業したら就職する」ことに対する考え方。
現在社会問題にもなっている雇用保険制度を見ると顕著ですが、少し前では、
非正規雇用者が失業することへのサポートは想定されていませんでした。
なぜなら、非正規雇用者は主婦や学生が多かったから。つまり、主婦や学生以外の
人は正規社員がほとんどで、もちろん「学生」を卒業したら、就職する=正規社員になる
ということが世の常であったから。
しかし、正規社員でなく、アルバイトやパートでも十分に生活をしていけるインフラが整った昨今では、
若者の「就職する」ということに対する考え方は、比率的には大きいものの、選択肢の一つという認識でしかありません。
では、この「就職する」ということに対する考え方の違いが、どんな変化を生んでいるか。
例えば、仕事へのモチベーション喚起の方法。
学生を卒業したら、就職する=正規社員になるということに生き方が絞られていた時代背景では、
「何とか仕事で結果を出していかないとけない、いくしかない」と多くの人が考えていました。
もちろん意欲の大きさには個人差がありますが、認識している課題は共通しているものが多かったのではないかと思います。
だから、集合型で、一人がたくさんの人に向かって、「人生が充実するかどうかは仕事で決まる!」なんていうメッセージを出してモチベーション喚起をしても、十分に効果がありました。
しかしながら、昨今の「就職する」ということが選択肢の一つでしかないという世代では、
「何とか仕事で結果を出していかないとけない、いくしかない」といった考え方をしている人は明らかに減っています。
上記に比例して、集合型で、「人生が充実するかどうかは仕事で決まる!」というメッセージを出してモチベーション喚起をしても、効果が出る人は減ってしまいます。
だからこそ、それをカバーする形で、メンター制やトレーナー制といった個別教育の制度を敷く企業が増えてきました。
“個別教育”と聞くと、過保護のようなイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、ここまで記載した文章を
背景としてみると、“個別教育”という対応は“価値観の多様化”への対応といった社会環境の変化への対応制度とも
言えます。
すると、昨今世間で問題視されている「若者の就労意識の低さ」は、若者からすると「当たり前」でしかなく、そもそも問題視されている意味がわからないのかもしれません。
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22:53
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2009年07月26日
本質的な部分で理解しあう
自分自身が人から学ぶ身でありながら、“教育”という機会をお客様に提供する仕事を繰り返す中で、一つ、自分自身の中で確信していることがあります。
それは、会社の本当の魅力は、その会社の持つ習慣に表れるということ。
ホームページに書かれている理念や文言よりも、習慣です。
例えば、
・どんな方が電話に出ても、気持ちよく受け答えしてくれる
・受付に行けば、気づいた人から必ず挨拶をしてくれる
・少し無理なお願いをしても、必ず一生懸命対応してくれる
・お願いに対して返事をくれる etc
といったものが上げられます。そして、この“習慣”という部分に目を向けると、規模の大小や売上の大小、
また本社所在地がどこにあるかに関わらず、優良企業と呼べる会社を見つけることができます。
これは会社という組織に関わらず、個々人を見るときも同様です。
もちろん自分自身もそういう目でお客様から見られているのだと思います。
ただ、習慣には良いものと悪いものがあります。
そしてどんな会社も、どんな個人もこの両者を持ち合わせています。
その両者をお客様と理解し合い、認め合った時に初めて、教育という会社にとって重要な部分での
お手伝いをさせてもらっているのだと思います。
そしてこれは、採用活動、学生の皆さんにとっての就職活動でも同様ではないかと思います。
お互いが魅せ合うのではなく、本質的な部分で理解し合う。
それがうまく成立した時に、いい採用といい就職が実現できるのではないかと。
こういったことを前提とすると、現在の“面接”という、一方的な質問に学生の皆さんが回答していくというスタイルの
選考よりも、もっといいやり方があるのではないかと考えます。
“育成採用”という新しい概念を構築していくためには、この、これまでにないやり方を追求していく必要があるのではないかと
思っています。
それは、会社の本当の魅力は、その会社の持つ習慣に表れるということ。
ホームページに書かれている理念や文言よりも、習慣です。
例えば、
・どんな方が電話に出ても、気持ちよく受け答えしてくれる
・受付に行けば、気づいた人から必ず挨拶をしてくれる
・少し無理なお願いをしても、必ず一生懸命対応してくれる
・お願いに対して返事をくれる etc
といったものが上げられます。そして、この“習慣”という部分に目を向けると、規模の大小や売上の大小、
また本社所在地がどこにあるかに関わらず、優良企業と呼べる会社を見つけることができます。
これは会社という組織に関わらず、個々人を見るときも同様です。
もちろん自分自身もそういう目でお客様から見られているのだと思います。
ただ、習慣には良いものと悪いものがあります。
そしてどんな会社も、どんな個人もこの両者を持ち合わせています。
その両者をお客様と理解し合い、認め合った時に初めて、教育という会社にとって重要な部分での
お手伝いをさせてもらっているのだと思います。
そしてこれは、採用活動、学生の皆さんにとっての就職活動でも同様ではないかと思います。
お互いが魅せ合うのではなく、本質的な部分で理解し合う。
それがうまく成立した時に、いい採用といい就職が実現できるのではないかと。
こういったことを前提とすると、現在の“面接”という、一方的な質問に学生の皆さんが回答していくというスタイルの
選考よりも、もっといいやり方があるのではないかと考えます。
“育成採用”という新しい概念を構築していくためには、この、これまでにないやり方を追求していく必要があるのではないかと
思っています。
Posted by KNブログ at
17:51
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2009年07月16日
切っても切り離せない関係
原田です。
現在の採用・教育という仕事への理解が深まれば深まるほど、
企業は「人」で成り立っているという事を強く実感します。
先日ご相談をいただいたお客様は、新卒採用によって大きく社内の風土を変えることに
成功しています。もちろん風土の変化は業績に結びついています。
変わったのは、ビジネスモデルや設備でなく、そこで働く「人」。
「人」が変わる事で会社が変貌をとげています。
新卒採用の良さは、一生懸命に仕事を覚えよう、できるようになろうとしている
新入社員の姿そのものが、既存の社員に変化をもたらしてくれること。
成長する人材が入ってくることで、会社が成長します。
こういった結果を見ても、やはり「採用」と「育成」は切っても切り離せない関係であることを
再認識させられます。
そして「人」の「成長」が会社の「成長」であるということも同様に確信させられます。
現在の採用・教育という仕事への理解が深まれば深まるほど、
企業は「人」で成り立っているという事を強く実感します。
先日ご相談をいただいたお客様は、新卒採用によって大きく社内の風土を変えることに
成功しています。もちろん風土の変化は業績に結びついています。
変わったのは、ビジネスモデルや設備でなく、そこで働く「人」。
「人」が変わる事で会社が変貌をとげています。
新卒採用の良さは、一生懸命に仕事を覚えよう、できるようになろうとしている
新入社員の姿そのものが、既存の社員に変化をもたらしてくれること。
成長する人材が入ってくることで、会社が成長します。
こういった結果を見ても、やはり「採用」と「育成」は切っても切り離せない関係であることを
再認識させられます。
そして「人」の「成長」が会社の「成長」であるということも同様に確信させられます。
Posted by KNブログ at
23:50
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