2009年09月09日

“偶然”の確立を上げる

一昨日に続き、“会社説明会”について考えていきます。

前回の投稿の“本との出会い”の例えは感覚的なもののように感じるかもしれませんが、これについても実は、これまでに研究された背景となるものがあります。


“プランド・ハプスタン理論”(計画された偶然理論)
=キャリアは予期しない偶然の出来事によって必然的に形成されていくという考え方。


これは、採用活動の中での説明会を考える時に参考にするというよりも、就職活動をしている学生に必要な姿勢ということになるかと思います。

要は、良いキャリアを形成していく上では、偶然に起きる出来事を歓迎し、それを柔軟に受け入れることが結果として良いキャリアになっていくということです。


例えば、就職活動をしているある学生Aさんが、“職種”と“会社のビジョン”の2つの軸で自分の希望する会社を探していたとします。そのAさんが、たまたま友人に誘われていった会社で、“職種”はまったく希望するものではなかったのですが、その会社の社長が話していた“会社のビジョン”に強く共感して入社したとします。ところが入社して数年後、会社の中で大きな変革があり、元々希望していた“職種”に当たる部署が新たに会社の中で作られたとします。

ほとんどの社員は、入社の段階ではその新たに出来た“職種”を希望して入ったきた人ではありません。しかし、Aさんは就職活動の時から希望していた職種であったため、先陣を切ってその部署への異動に立候補し、結果的には若手ながらその部署の責任者に大抜擢された。


とまあ、こういったキャリア形成の仕方もあるということです。むしろ、良いキャリアを築いてきた人の中には、振り返ってみると、偶然の連続であったという人も少なくありません。


少し話が遠くなりましたが、要は、説明会もこの“偶然”の一つになり得るということです。

そして、もしその“偶然”の確立を上げようとするならば、説明会の中で会社の特徴を多面的に紹介していく場作りをしていく必要があります。上記した例でいけば、やはり人事担当だけで説明会をするよりも、職種の魅力を表現できる現場の社員と、会社のビジョンを語れる経営者にも説明会では話をしてもらう。

こういったつくり方が必要になってくると考えます。



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