2009年11月19日

“見習う”とはよく言ったもの

今日は、弊社の支援しているNPO団体の学生スタッフと一緒に営業に行きました。

このスタッフは、もう随分と企業を回ってるだけあってお客様との対話もかなりスムーズに展開できます。

もちろん足りない部分もたくさんありますが、今日の訪問も、要所要所をサポートしただけでしっかりと話をまとめてしまいました。

こうやって学生と一緒に営業に行くと、自分自身の事を振り返るいいきっかけになります。

思えば、自分も営業を始めてから随分とやり方を変えてきたように思います。

最近でこそやっと自分自身の営業を自分自身で改善していけるようになったのですが、それまでは、同行させてもらう先輩の営業活動の方法を見よう見まねでやるしかありませんでした。

だから、時期によって随分やり方が違っています。

実はこれが、今日ご紹介したかった職場の学習要素の一つにあたります。


■認知的徒弟制

簡単に言うと、①上司(熟達者)が模範を示し、それを真似る。②上司(熟達者)が手取り足取り教える。③部下に一人でやらせてできないところをフォローする。④部下を独り立ちさせ、上司(熟達者)は手を引いていく。という4ステップから構成されている考え方です。

“OJTをやっている”というのが正にこれにあたるのですが、自身の経験を振り返ると、重要なのはこの4つの要素を時期をみて順序どおりにステップを踏んでいくことだと思います。

よく見るのが、上記の4つのステップのどれか一つだけをやっているケース。もちろん上記のように綺麗に切り分けることはできませんが、“自分の教育スタイル”ということで上記の4つどこかに偏っている方を見ることは少なくありません。

逆に、部下育成のうまい方に話を聞き、それをブレイクダウンしていくと、上記の4つのステップをうまく組み込んでいる事がよくあります。

“成長のステップをサポートする機能”これも職場の持つ教育要素の一つです。


タグ :OJT

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Posted by KNブログ at 22:51│Comments(0)教育
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