2009年08月06日

就職活動のあり方

前回に引き続き、“新卒人材の定着”というテーマを考えてみたいと思います。

このテーマを考えるにあたっては大きく下記の4つに要素を分けて考える必要があります。

①学生の就職活動
②企業の採用活動
③新入社員としての働き方
④企業の受け入れ体制

上から順番に、まず今日は①について。


これまで5年近く学生の就職支援をしてきて感じている最も重要なこと。


それは、“就職活動をどういった機会と捉えているか”ということです。


先日の記事にも投稿しましたが、内定がゴールと捉えているケースでは、エントリーシートの書き方、履歴書の書き方、面接の受け方といったノウハウだけを学んでしまいます。

こういった対策が良くないという分けではないですが、根本的な解決にならない場合がほとんどです。

例えば、採用活動段階では非常にいい人材だと企業側が思って採用した子が、入社した後の新入社員教育で基本的な職務能力がなく、教育担当者が頭を抱えてしまう。もちろん、そういった新入社員はそのまま現場に配属されても、仕事ができずに現場の教育担当者から“面倒を見切れない”と見限られる。そして早期に離職・・・

基本職務能力がないのに、採用段階では“いい人材”だと思われていた。
本人はかなり頑張って就職活動の対策をしたんでしょうが、上記のような結果に終わってしまっては本末転倒です。

つまり、内定をゴールとしてしまった就職活動は、“部分最適”にしかなりません。
※ちなみに、部分最適については、以前投稿したブログの「溺れる赤ん坊のメタファー」の記事をご参照ください。

では、そうならないためには?

皆さんの入社後までのお手伝いをしている弊社としては、就職活動の一つ一つのプロセスを“仕事を始めるための準備”と捉えて行っていく必要があるのではないかと考えます。


例えば、
自己分析は、自分の基本能力の長短を知るため。
業界研究は、各業界の仕事と、そこで必要な基本能力を知るため。
・・・
説明会に予約して、間違いなく参加することは、約束を守る習慣をつけること。
説明会の開催時間までに会場に行くのは、時間を守る習慣をつけること。
説明会に参加し、話を聞いてその会社を理解することは、相手の話を聞く習慣をつけること。
・・・
というように。

おそらく、こういった回りくどいやり方をしていると、一時期は周りの友達ばかりが早くに内定をもらって、自分だけがまだもらえていないという状況になるかもしれません。しかし、ゴールは“内定”ではないですから。

自分の力で働いて食べていけるようになる。
自分の力で世の中に貢献できるようになる。
つまり、“社会人”になることです。


こういうことを考えると、就職活動を始めるキッカケはいわゆる一般的な就職活動のナビへの登録からではないような気がします。

キッカケにするなら、昨日の記事にコメントをくれた、学生団体エソラさんのやっているようなサイトへの登録からではないかと思います。

昨年から就職活動を続けている4年生、これから始める3年生。今一度、就職活動への自身の取り組み方を考え直してはいかがでしょうか。遅すぎることも、早すぎることもないと思います。




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