2008年01月31日
「やめさせない!」採用
原田です。
本日は以下の書評を書きたいと思います。
「やめさせない!」採用
著者:樋口 弘和 氏
本書は、最近の若者の気質を踏まえながら、企業の人材の採用から定着のためのノウハウやあるべき姿を説いています。
今回は、本書の書評というよりも、本書を読んでみての感想ということになりますが、やはり企業というのも帰るところは「人材」だなと思いました。
当たり前といえば当たり前ですが、会社も人が集まってできている組織体です。当然、そこから出るアウトプットは、商品力であれ、営業力であれ、財務力であれ、人にかかってくる。会社全体の力を向上させていこうとすれば、人に投資するのが最も投資効果があります。
本書では特に新卒者の採用に関してのノウハウを中心に書いていますが、読み進めていくだけで、新卒者の採用にはかなりのコストがかかっていることが分かります。さらに、このコストを長期投資と考え、その回収を3年後、4年後に見据えて設定していますが、このことから自分も含めた新卒者に対する企業の期待の大きさを実感できます。
それでは、この期待に自分のような新卒者はどう応えていくのか。
もちろん応え方は様々だと思います。
ただ、少なくともやってはいけないのは、自分の就職した企業と真剣に向き合うこともせず、自分の向かっているベクトルと違うからといって、自分勝手に数ヶ月で見切りをつけて退職することではないかと思います。
本書でも紹介されていますが、社員個々人の向かっているベクトルに対し、企業の向かっているベクトルが完全に一致することなどありません。であるならば、こちらから希望をして入社した社員としては、少なくとも、自身のベクトルを、企業のベクトルに自ら摺り合わせていく努力をする義務があるのではないかと思います。
入社前までは、企業側が資金を使って、時間を割いて、場を作って、学生に一歩でも深く歩み寄る努力をしています。それこそ本書は、企業が学生に歩み寄るための方法を紹介しています。ならば今度は、入社してお給料をもらい始めた新入社員が、時間を割いて、場を作って、企業側に一歩でも深く歩み寄る努力をする義務があるのではないかと思います。
2、3年前に就職活動をしていた自分の意識・思いと、現在企業側にたって採用を支援する立場に立った時の意識・思いを比較すると、尚更そう思います。
本日は以下の書評を書きたいと思います。
「やめさせない!」採用
著者:樋口 弘和 氏
本書は、最近の若者の気質を踏まえながら、企業の人材の採用から定着のためのノウハウやあるべき姿を説いています。
今回は、本書の書評というよりも、本書を読んでみての感想ということになりますが、やはり企業というのも帰るところは「人材」だなと思いました。
当たり前といえば当たり前ですが、会社も人が集まってできている組織体です。当然、そこから出るアウトプットは、商品力であれ、営業力であれ、財務力であれ、人にかかってくる。会社全体の力を向上させていこうとすれば、人に投資するのが最も投資効果があります。
本書では特に新卒者の採用に関してのノウハウを中心に書いていますが、読み進めていくだけで、新卒者の採用にはかなりのコストがかかっていることが分かります。さらに、このコストを長期投資と考え、その回収を3年後、4年後に見据えて設定していますが、このことから自分も含めた新卒者に対する企業の期待の大きさを実感できます。
それでは、この期待に自分のような新卒者はどう応えていくのか。
もちろん応え方は様々だと思います。
ただ、少なくともやってはいけないのは、自分の就職した企業と真剣に向き合うこともせず、自分の向かっているベクトルと違うからといって、自分勝手に数ヶ月で見切りをつけて退職することではないかと思います。
本書でも紹介されていますが、社員個々人の向かっているベクトルに対し、企業の向かっているベクトルが完全に一致することなどありません。であるならば、こちらから希望をして入社した社員としては、少なくとも、自身のベクトルを、企業のベクトルに自ら摺り合わせていく努力をする義務があるのではないかと思います。
入社前までは、企業側が資金を使って、時間を割いて、場を作って、学生に一歩でも深く歩み寄る努力をしています。それこそ本書は、企業が学生に歩み寄るための方法を紹介しています。ならば今度は、入社してお給料をもらい始めた新入社員が、時間を割いて、場を作って、企業側に一歩でも深く歩み寄る努力をする義務があるのではないかと思います。
2、3年前に就職活動をしていた自分の意識・思いと、現在企業側にたって採用を支援する立場に立った時の意識・思いを比較すると、尚更そう思います。
Posted by KNブログ at 09:00│Comments(0)