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2009年11月20日

学びの共同体

今日もあるお客様先で研修のご提案をしてきたのですが、内容にはしっかりと共感いただいたように思います。

最近では、提案の際に自分が発する言葉、こちらからの質問や会話の中からお客様が発する言葉で、キーワードになるものを決めておき、その決めたキーワードが伝わったか、また、決めたキーワードをお客様から引き出すことができたかなどで、だいたいの商談確率が読めるようになってきました。

もちろんあくまで予測ですので、100発100中というわけにはいきませんが、随分読みの精度は上がってきたように思います。

こうやって、言葉の端々に気を使うのは、やはり当社が形の無いものを提供しているからという背景があります。お客様への伝わり方によって、商材に対して感じる価値が大きく変わってくるからです。

では、こういった対話の力を自分はどこで高めているかというと、もちろんお客様先もそうですが、一番は職場ということになります。

まず、当社の職場が他社の職場よりもたくさんの場所を使って置いているもの。これは書籍です。専門誌から一般誌まで様々な種類が置かれており、この書籍を普段から読みあさることで対話の元となる知識を身につけています。

それから、職場での会話も教育、採用、コンサルといったものが話題の中心となり、この会話の中で新しい知識を身につけたり、表現方法を学んだりします。

これが、今回ご紹介したい、職場が学習の場であるという一つの考え方です。

上記のように、職場という共同体に参加し、最初は簡単な役割から担い、次第に全体を理解する。そして、最終的には共同体の中心メンバーとなっていく。

このように、共同体への参加をしながら学習し、一人前のメンバーとなっていくような参加の仕方を、人類学者のレイブは『正統的周辺参加』という概念で表現しています。

これは、学校のような座学形式の学びの場では、学習者が“生徒”という受け身の立ち位置で学んでいくのに対して、共同体の“一メンバー”という立ち位置で主体的に学ぶ方法として非常に重要な学習の要素だと捉えたものです。

1990年代末から日本企業が注目した『ナレッジマネジメント』なんかは、まさにこの職場を学びの場としていく手法の一つになります。  
タグ :職場教育


Posted by KNブログ at 22:54Comments(0)教育