Posted by at

2009年10月22日

“何を学ぶべきか”を考えるのは誰か?

さて、昨日ご紹介した“理想”と“現実”のギャップについてですが、これについてはもう少し詳しく紹介しておく必要があります。


まず、“理想”と“現実”を設定・把握する作業というのは、一度だけ行えばいいというものではありません。

“理想”と“現実”を設定・把握するものとしては、大きく分けて最低3つ、長期的、中期的、短期的な“理想”と“現実”を同時進行で持ち続け、常に軌道修正していく必要があります。


この“理想”と“現実”を“常に軌道修正をしていく”ために必要なものとして『批判的学習モデル』という考え方があります。
これは、他人を対象とした批判ではなく、自分自身の行動や考え方を自覚し、“批判的”に振り返るというものです。

これにより、自分自身が現状に対する問題意識を持ち、“何を学ぶべきか”を自身で設定していくという循環をつくっていきます。
そしてその、自身で設定した学ぶべきものを実行していくことで、少しづつ目標に近づいていくという原理です。
もちろん、自身の問題設定、何を学ぶべきかという学習内容の設定は、繰り返していくことで精度が上がっていきます。よって、最初は誰でも的外れな設定しかできません。

さらに、この『批判的学習モデル』というものには、三段階の思考というものがあります。

手段を批判的に見ていく“手段探求モード”、活動の背景として設定している目的を見ていく“目的合意モード”、そして、その目的を“正しい”と受け入れてしまった自分自身の見方・考え方を見る“背景批判モード”の三つです。

自身の経験則から行くと、経験、特に成功体験が多ければ多いほど、「手段<目的<背景」という順番で自身を批判することは難しくなってくるように思います。

だからこそ、その“経験”や“成功体験”を得る前に、自身を批判する習慣をつけていく必要があると思います。
  


Posted by KNブログ at 22:07Comments(0)教育