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2009年09月01日

認知・告知のあり方

前回の記事で、「数に頼らない」採用活動の考え方をご紹介しました。これからは、順を追って、フェーズに合わせた採用活動の考え方をご紹介していきます。


今回は、「認知・告知」のフェーズ。

現在の社会環境からいくと、このフェーズでインターネットの利用は欠かせません。そして、“インターネット”と“就職活動”というと、必ず思い浮かぶのが、就職活動のナビの存在です。

就職活動のナビそのものは、企業側、学生側にとって非常に使い勝手のいいもので、ここ数年で随分採用活動と就職活動のやり方を変えてきました。もちろん便利になっています。

ただ一つだけ、どうしても起こってしまうのが、一般的に知名度のある企業に応募が偏ってしまうことです。企業選びの指標が少ないのは、就業経験の無い学生にとっては仕方の無いことです。

それで、もちろん一つは学生側にたくさんの企業選びの指標を持ってもらえるような経験や学習をしてもらうこと。このブログでも紹介してきたキャリア教育がこれにあたります。



では、企業側の広報をどうすべきか。

これについては一つだけ思い浮かぶものがあります。

自分は学生時代に、AIESECという世界100ヵ国以上が加盟する学生団体で3年程活動していました。

この団体では、学生が海外にインターンシップをするお手伝いをするのがメインの事業となります。例えば、中国でインターンシップをしたいという日本の学生がいれば、そのインターンシップ先を中国のメンバーとやり取りをしてマッチングをして送り出し、遠隔でメール等でインターンシップ生のフォローをします。逆に、日本でインターンシップをしたいという海外の学生がいれば、日本のインターンシップ先となる企業を探し、マッチングをして、日本でインターンシップをしている海外の学生のお世話をします。

で、この団体では海外のインターンシップ先をあるデータベースを使って探していくのですが、ここでの学生の企業選びの指標のメインが、“仕事内容”つまり職種になります。もちろん企業名も指標に入らないわけではないですが、何しろ海外の企業なので、世界規模で有名な企業以外はやはり“仕事内容”を軸に選択されていきます。

この海外インターンシップは、短期で2週間くらいのものもありますが、基本は3ヶ月以上から1年くらいまでの長期のものが基本です。よって、学生のほとんどは大学を休学して参加します。

こういった犠牲になるものを考えると、背景的には就職活動と同じような重さがあります。

だから、マッチングには非常に時間がかかります。

しかしながら、参加者の成長度や参加の満足度は企業の規模や知名度の大小には関わりません。



こういった活動が正に就“職”だと考えるのですが、いかがでしょうか。

つまり、社名を隠して、仕事内容を記載したナビを作る。学生はしっかりとした自己分析と業界研究、職の研究をしないとなかななか決めることはできません。一方企業も、“とりあえず新卒”ではなく、しっかりと役割と将来への期待を明確にしないと、「総合職」という応募職種では集まらなくなります。そして、応募が殺到するとしても、それは企業の知名度の大小にはあまり比例しません。

認知・告知をする軸をづらす。これが、インターネットを使ったこれからの活動の形ではないかと思います。

ちなみに弊社では、そういった将来像を持ったサイトとして、「ガクログ」という学生向けのサイトを運営しています。  


Posted by KNブログ at 21:43Comments(0)採用活動