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2009年08月15日

企業の受け入れ体制②

前回に引き続き、受け入れ体制について考えていきます。

今回は、

Ability(能力)

です。

ここで初めて、昨今の新卒者の世代の特徴を踏まえて考えていきますが、最も重要だと考えるのは、能力というものの定義を正しく理解させること。もう少し焦点を絞って言うなら、知識や情報と能力の違いを理解させること。

これを重要な項目として上げるには、理由があります。

それは、自身の社会人としてのレベルの現在地を見誤る可能性が非常に高くなること。

“就職活動”という期間や活動内容が充実した最近の新卒者世代は、実は、十数年前よりも、社会人として必要な能力については、「知っていること」が非常に多い新卒者です。

だからこそ、知っていることとできることの違いを理解しておかないと、自分の現在地を見誤る可能性が高くなります。

目的地が分かっても、自身の現在地がわからない地図は役に立ちません。

現在の“就職活動”という活動の中では、将来、仕事を通して何を成すのか、といった目標設定をしていることはよくあるのですが、社会人としての現在地を知る活動はありません。なぜなら、これは、社会人になってからじゃないと知る事ができないからです。だからこそ、社会人として最初にすべきこととして、自身の現在地を知るということがあるのですが、知識や情報と能力を混同してしまうと、それができなくなります。

結果として、現在地のわからない地図をもって路頭に迷ってしまうことになります。

全ての原因が、自身ではなく、周りの環境だと思い込んでしまいます。

だから、環境を変えるという選択肢に行き着きます。

新卒者の能力向上を考える上での第一歩は、能力というものを正しく理解させること。
少し、腑に落ちないかもしれませんが、具体的な能力向上の方法については、また別の機会に紹介させてもらいます。  


Posted by KNブログ at 23:00Comments(0)教育