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2008年12月21日

相手の前に、自分

原田です。

合気道には、「転換」「入身転換」という基本動作があります。
簡単に言うと、軸足を中心に180度体の方向を変えるという動作です。
相手の攻撃を受け流すために、自分の体の方向を相手の体の方向に入れ替えるという動作です。まさに、合気道そのもののようなものです。

この動作で大事な事は、自分の姿勢を崩さないこと。
ちなみに、ここで言う「自分の姿勢」と言うのは、自然体でいる状態のことを指します。自分にとって、もっとも楽で疲れない姿勢です。

ただ、この自然体の姿勢を崩さないことが、自分のような経験のない人間には非常に難しい。

反復練習で、少しスピードを上げたり、回数を重ね、疲れが出てくると、この状態が簡単に崩れてきます。

しかしながら、玄人の方々は、どんなにスピードを上げても、疲れが出てきても、自然体が崩れません。

ここに実は、非常に大切な要素があります。

合気道は、自分の力ではなく、相手の力を誘導して倒します。
つまり、相手をコントロールするということ。

しかしながら、相手をコントロールするには、まず自分自身をコントロールできなければならないということです。

自分自身をいかにコントロールできるようになるか。
これが、稽古をする上で最も大切な目的です。  


Posted by KNブログ at 00:00Comments(0)