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2008年11月29日

考えることの目的

原田です。

一日の自分自身の「考える」という作業の種類を考えてみる。

時間軸で分けて大きく三つに分けるとする。

過去のことを考えている時間と、今を考えている時間、未来のことを考えている時間。

一日のうち、どれが大きな比率を占めているか。

振り返ってみると、今の自分は、おそらく過去のことを考えている比率が大きい。

別にこのこと自体が悪いわけではないけれども、ただ1つ言えることは、この過去を考えている時間が大きい時は、自分の時間をコントロールできていないことが多い。何かに追われている時の考えるという作業は「過去」が大きな比率をしめている。

じゃあ逆に、未来と今のことを考えている時間の比率を大きくすれば、自分の時間がコントロールできるようになるのではないか?と考えていた時期もあったけど、どうやらこれはちょっと違うことが最近分かってきた。

過去も今も未来も、それぞれ考える時間はあった方がいい。

大切なのは、「考える」という作業の目的をどこに置くかということで、
その目的が「未来」のためであるべきではないかということ。

過去の自分の行動を肯定するために、その過去のことを考えたところで、そこから出てくるものは不満だけで、口にすると愚痴になるだけ。

過去のために過去のことを振り返っても何も生まれない。

しかしながら、未来のために自分の過去の行動を振り返ると、そこからは改善点が生まれてくる。もっとこういったやり方がよかったんではないか、もっとこの部分をしっかりと伝えるべきでなかったか、と。こういった考えは、「後悔」とも表現できるけれども、もう二度とこういった失敗はしないという「未来」のためのものであれば、「後悔」も重要な経験の1つになる。

同様に、未来のことを考えている時も、今のできていない自分を慰めるために未来の展望ばかりを思い描いていても、何も変わらない。

未来の時間をより密度の高い時間にするために、未来のことを想定することが大切。

こうすることで始めて、未来の「今」も、過去から見た未来の「今」も充実した時間が過ごせる。

何も考えずにその時々を自分自身にとっても、周りの人にとってもベストな時間にしていく人なんて、一握りの天才しかできない。

ましてや、自分のような一般人が、過去にしがみついて振り回されてなんていたら尚更、自分自身にとっても、周りの人にとってもベストな時間を作ることなんて一生できない。

そんな事を気づかせてくれたのが、この本でした。
察知力 (幻冬舎新書)

また、この本からはそれ以外にも様々な気づきを得ました。

これからいくつか、その他の気づきもここで紹介していきたいと思います。  


Posted by KNブログ at 00:00Comments(0)